Dec/2002
なっちゃない私。わるい子の私。いちゃいけない私。必要とされない私。非難される私。恥ずかしい私。恥じている私。
私は私を恥じている。
近づかないで! 放っておいて!
こわい。こわい。なにもできない!
たすけて! たすけて!
・・・正しい道を教えて。
・・・正しい方法を教えて。
そしたらその通りにするから。だれか教えて。教えて。
間違いたくない。
痛くなりたくない。
私のかわいらしさを使い込んでいいと思っている母。
どんどんじゃんじゃん、あたりまえのものとして、自分のものとして消費してもいいと思っている母。
いやだ! そんなの。私のかわいらしさは私のもの、なのに。へっちゃう。へっちゃう。あたりまえのものなんかじゃない。どうしてわからないの?
ママなんか嫌い。パパなんか嫌い。
気持ち悪い。生きるのは苦しい。吐きたい。吐きたい。
イヤだ。イヤだ。ここはイヤだ。ここになんかいたくない。苦しい。苦しい。だれかたすけて。はやく過ぎ去ってしまえばいいのに。こんなことみんななくなればいいのに。いっちゃえ。いっちゃえ。
だって私はみんな知っているんだもん。いつかななくなるんだもん。時間が過ぎればいいんだもん。それまで、正しい方法でしのげばいいんだもん。苦しい。苦しい。誰か、助けて。
ずっとずっと待っていたんだけど、ずっとずっと助けなんてこなかった。
ママも鬼。パパも鬼。
私を苦しくするだけ。どうすればいいの?どうすれば助かるの?
わからない。わからない。くるしい。くるしいよお。
病気になっちゃいけないの。
パパはお医者だから。パパは病気を許さない。
病気の子供を許さない。
そんなのやだ。そんなのやだ。やだやだやだやだ。やだやだやだやだ。
ママも病気を許さない。吐いたり、ぐずったり。後始末は面倒くさい。そんなのやだ。絶対やだ。くるしい。くるしい。くるしい。くるしい。
なんでこんなとこ、きちゃったんだろう?
なんでこんなとこ、きちゃったの?
やめときゃよかった。
ずっと上からながめているだけにしとけばよかった。くるしい。くるしい。こんなところにいたくない。誰か助けて。誰か助けて!
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そうか。くるしがっている子供。私の中にいたんだ。
不安でおびえている、子供。
何かが通り過ぎるのをただ待つだけの無力な子供。
子供の不安は際限、ない。
子供の苦痛は際限、ない。
“つきあいきれない”と見捨てられた。
無力な子供。
無力な私。
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その生き物=子供を・・・そっと抱き上げる。
人とも思えぬような、薄気味悪くも感じられる、骨と皮だけの生き物の、私。
ごめんね。ごめんね。ごめんね。ごめんね。
あなたのおかげで生き延びた。あなたを見捨てて生き延びた。
通り過ぎたときを生き延びられた。凌ぎきった大人の私。
ごめんね。ごめんね。ごめんね。ごめんね。
こんなにやせて。手も足も真っ黒、で。
獣のように鋭い目。恨みのこもったやぶにらみ。気力だけで、生きている。
ごめんね。ごめんね。ごめんね。ごめんね。
“生きることが苦しいの”。
私の声が私に届く。
“生きることが苦しいの”。
私の声が私に届く。
“生きることが苦しいの”。
・・・だから私は人に頼りたい気持ちが強いのか。
・・・だから私は“正しさ”をよりどころにしたがるのか。
・・・何かに寄りかかりたい・・・。
学歴に。マニュアルに。
人に。組織に。
自分の能力にさえ。
寄りかかりたい。
育てるのではなく。寄りかかりたい。
奪い取り、吸い取る生き方・・・。
不安からくる、恐れからくる、寄りかかりの生き方。
“生きることが苦しいの”。
それがどおした。
“生きることが苦しいの”。
それがどおした。
“生きることが苦しいの”。
それがどおした。
“生きることが苦しいの”。
それがどおした。
私の声が私に届く。
私の声が私に届く。
おー! いいじゃない?
“生きることが苦しいの”。
くるしいまんま、いきていこうよ。
“生きることが苦しいの”。
いつか道は開けるよ。
私はあなたを見捨てない。
どんなになっちゃなくても。
ちびでも。
ぶすでも。どんくさくても。
こずるくって、せこくって、ええかっこしい、でも。
私はあなたを見捨てない。
ガリガリのやせで頼りなくても。
私はあなたを見捨てない。
うらみがましく、奪い取りぃでも。
私はあなたを見捨てない。
人の期待や雰囲気に流されやすい、おっちょこちょいでも。
私の苦しみを抱きしめる。
メールお待ちしています angel@makoran.jp