第6回  〜 才能を思い出す 〜


第6回  〜 才能を思い出す 〜

 前世では発揮していて、今回に人生では、忘れている才能。それを思い出し、 活かしていくことで、あなた自身が輝き、社会や地球へよりよい貢献をする。 これも前世療法の一つの面なのでは、と思います。
 書くこと、人を癒すこと、何かを作っていくこと。思い出す才能は様々です。 功名心や、おのれの野心ではなく、何かに(宇宙に?神に?ハイアーセルフ に?)身をゆだねる謙虚さと、才能を引き受け続ける強さが求められている。 そんなふうに感じています。
<百科事典を編纂する人生>
 Kさんはフリーターをしながら表現を模索している自称“アーティスト”。
うねるようなエネルギーの独自の“Kワールド”を持っている方なのですが、 社会に受け入れられることにためらいがあるとのこと。さらに、ものを書くこと について学びのある前世を体験したいと希望されました。
 前世でのKさんは独身のフランスの貴族ジル。早くに母を亡くし、もの静かな 彼は父と2人で暮らしています。そんなジルが情熱を傾けているのは百科事典の 編纂事業。様々な資料を集め、各項目の執筆に没頭する毎日。彼に協力的だった 父はある項目の調査に出かけ、行方不明となってしまいます。百科事典にのめり 込むあまり本気で父を探そうとしないジル。気分転換に出かけた散歩で家のすぐ 近くでなくなっている父の遺体を発見し、“自分の野心のために父を犠牲にした のでは”と、悔やみます。結局、百科事典は陽の目を見ずに失意の彼は息を引き 取ります。
 お父さんの魂との対話をとおして、ただジルが愛されていたこと、お父さんは ジルに協力することでとても幸せな人生をすごせたと感謝していることを知りま した。そうしてジルの“愛する人を犠牲にした”という罪悪感がとけていき、彼 の百科事典のコンセプトは、他の人にではありますが、受け継がれ社会にも受け 入れられていったのでした。
 ものを書く楽しさや充実感、さらに、何かに没頭してもそれは誰も(他の人も 自分自身も)犠牲にしてはいないのだ、とKさんは実感したそうです。

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