あなただれでしょう?
そんな問いかけを名前に持つセラピーです。
「こうすればいい」とわかっていてもその通りにできないのが人間ですし、「どうしても同じことを繰り返しちゃう」ものですし、感じ方を変えることはなかなかできません。
そうして…ちょっと立ち止まって、眺めてみると…きっと何かに気づきます。
やさしくゆっくり変化します。天使の翼ではハコミセラピーを使って、そんなお手伝いをさせていただいています。
ハコミセラピーの特徴の1つに、心と身体のつながりを大事にすることがあります。
たとえば、うつ。
心の風邪ともいわれていて、だれもがかかる可能性があるといわれています。
気持ちが沈んでいるときには、身体も重かったり、朝起きられない、夜寝られない、食欲がない、など、身体にも影響が出ますね。
パニック発作が起きると、過呼吸になったり冷や汗がでたり。心のことに身体が一生懸命対処しようとしてくれます。
身体に症状がでているとき、ハコミセラピーではその症状を消そうとはしません。あたかも何かを訴えかけ、その人全体をよくしようという意図を持つもの、として歓迎します。
そうすると逆説的に、自然に何かがとけ、解消していくことが多いようです。
自分はダメだ、と責めてしまったり自分を好きになれない苦しみ…。
そうした思いも、身体の中に分ちがたく織り込まれてしまっているのかもしれません。
そうした思いを、マインドフルネスという意識状態の中で、ゆっくり観察していくことで…ごくごく自然に、無理することなく、ああ、いとおしい自分の一部なのだ、と…腑に落ちていくことが多いように感じています。
ハコミセラピーは1980年代にロン・クルツと仲間たちによって開発された、体験的なセラピーです。
ゲシュタルト(こちらも体験的な心理療法)、フェルデンクライスメソッド(どちらかというとボディーワーク)、タオイズムなどの東洋思想などの融合によりうまれました。
ちなみに…「ハコミ」とは、アメリカ先住民ホピ族の言葉で、「あなたはどのように世界と向き合っていますか?」という言葉だそうです。ロン・クルツが「この新しいセラピーにぴったりだ」と、この名前にしたそうです。
マインドフルネスは、自分を観察する意識状態です。
自分の内面や身体で起きていることに気づいていきます。
マインドフルネスは無意識から浮上してくるものを「待つ」意識状態です。
マインドフルネスは、グーグル本社が社員教育に取り入れたことでも、有名になりました。
マインドフルネスを使うことによって、人間関係が改善し、創造性が高まる、といわれています。
また、認知行動療法も、マインドフルネスに注目しています。
グループでマインドフルネスを学ぶことを通して、うつの再発や、糖尿病の自己管理に役立てようとしています。
また、仏教では伝統的に、自分が何をしているかに気づき、それを手放していくことによって悟りに近づくという伝統があります。
まさにマインドフルネスですね。
マインドフルネスは、仏教のヴィパッサナー瞑想(観行)と関連が深いといわれています。
ハコミは、このように、今注目されている『マインドフルネス』を世界に先駆けて、
すでに40年近く、セラピーにおける主たる意識状態として使ってきました。
マインドフルネスをセラピーの中で使っていく上でも技術についても、
セラピストの繊細でニュートラルなあり方についても
ハコミセラピストは、謙虚に学び続ける伝統があります。
マインドフルネスで「小さな実験」を繰り返すことで、
自分の心(というシステムを超えたシステム)がどんなふうに成り立っているのか、探求していきます。
人はがっかりしたら肩がうなだれるし、誇らしいときは胸を張ります。
心の状態が身体に反映されますし、逆に体調の悪いときは気分が晴れないこと、多いですね。
気になる身体の癖や、動き方、姿勢にも、気持ちが表れているかもしれません。
ハコミセラピーで扱うのは心のこと、ですが、身体さんにも、セラピーに参加してもらって、心と体まるごとの気づきと癒しに出会います。
あたたかさの中で、自然に、いのちの流れ(organisity:有機性)が展開し、
あらゆるつながりが(unity:ユニティ)が回復することを目指しています。
あなたの行き着きたいところ、こうしたいという思い、したくない思い、すべての思いを尊重します。
体験されるのが一番ですが、随時ご質問を受け付けています。
下記フォームにて、お気軽にご予約、ご相談ください。
あるいは、お電話 080−6657−0229 で承っています。西田までお願いします。
お目にかかる機会がありますようならば、心からお待ちしています。
もしかしたら、みなさまには、ハコミに馴染みのない方もいらっしゃるかもしれません。
ハコミは体験的なセラピーなので、とくにセッションを受けていただくにあたって本を読んでいただく必要はないのですが、知りたい方もいらっしゃるかと思い、ご紹介いたします。